|ファンレポーター クンちゃん さん
クンちゃん さんのプロフィール 会社員兼野球好きです。韓国プロ野球を追いかけ始めて5年目に突入し、毎年2月にはお気に入りのチームのキャンプ巡りをしています。現場視察を基に韓国の野球を日本の野球に例えたり、データを織り交ぜながらお伝えしていきます。
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|あの人は今?
ハンファ編 2015.6.2
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→前回投稿 今年はハンファに注目してみました! 2015.3.23
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ムードメーカーとして期待したが…
キム・ソングン監督招聘に伴い、ハンファは他球団から主力級選手を相次いで獲得したが、中でも私が驚いたのはナイジャー・モーガンだった。
モーガンは2013年にミルウォーキー・ブルワーズから横浜DeNAベイスターズに入団した。シーズン当初は打撃不調でファームでの調整時期もあったが、夏頃から尻上がりに調子を上げて最終的には打率.294の成績を残した。又、ファンサービスが旺盛であり、ヒーローインタビューでは通訳が訳している間にスクリーンを通じてファンを喜ばせた。しかし、外野手にしては弱肩であった事もあり、僅か1シーズンでベイスターズを離れた。
そんなモーガンを韓国プロ野球で見られる事をとても楽しみにし、開幕戦では衝撃的なデビューを飾ったものの、結局5月初めに打撃不振等によりチームを離れた。モーガンの雄姿が見られずに残念でならないが、またいつの日か「トニー・プラッシュ」を見てみたい。
今年のハンファには熱い視線が送られている(写真:ストライク・ゾーン)
ハンファにはやっぱりこの男が欠かせない!
私に韓国プロ野球への興味を抱かせたのはキム・テギュンといっても過言ではない。2009年のWBC韓国代表の4番打者として出場し、日本戦で彼が東京ドームで放った特大ホームランは衝撃的であった。
そんな活躍が認められて、2010年に千葉ロッテマリーンズに移籍、下剋上による日本一も経験したものの、技巧派投手がひしめく日本プロ野球になかなか順応できず、僅か2シーズンで日本を離れてハンファに戻った。その後は水を得た魚の様に活躍し、2012年には首位打者を獲得、以後3割以上の打率をキープしている。
私は先月15日に初めてテジョンのハンファ生命イーグルスパークを訪れ、ハンファとネクセンの試合を観戦した。結果は惜しくも逆転負けだったが、ケガでスタメンを外れていたキム・テギュンが代打で登場してくれた。
球場で見かけたハンファファンのユニフォームのほとんどが「キム・テギュン 52」である事からも彼は紛れもなく「ミスターイーグルス」である。精神的支柱かつ若手の手本としてキム・ソングン監督が寄せる期待は大きいと思う。5月を終えてハンファはまさかまさかの貯金生活を送っているが、キム・テギュンには日本で味わったチャンピオンの喜びをぜひ、テジョンのファンにもたらす事を願って止まない。"AGAIN
1999!!!" (つづく)
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・投稿記事の内容はファンレポーター独自の考えにおまかせしています。
※外国人選手の名前はハングル読みを基本にし、( )内にカタカナ読みを併記しています。なお、NPB在籍経験のある選手に関しては、NPB登録時の選手名を掲載しています。
◆参考項目 ・ハンファ イーグルス紹介
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室井昌也/韓国野球委員会承認) をどうぞ!2015年版は全国有名書店などで4月下旬発売です。 |