|ファンレポーター ナカムラ イルトク
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ナカムラ イルトク
さんのプロフィール 韓国と韓国プロ野球をひたすら愛し、日々の生活はサイトのチェックや韓国語の予習・復習が主。その合間に舞台関係の仕事をしています。トンデムン、ナムデムンなどの散策や、球場で歌と踊りに合わせて応援することが、至福の瞬間だと思う韓国大好きアジョシです。
ナカムラ イルトク さんの投稿記事
|最下位でも魅力満載!ktウィズを応援しにスウォンへ行こう!! 2015.8.13 up
→前回投稿 “私の”観戦の楽しみ方 2015.3.27
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2015年、韓国では「プロ野球が新しい歴史の第一歩を踏み出した」と言われています。ktウィズが10球団目として一軍リーグに加わり、新たなスタートを切ったことを指しているのに他なりません。
スウォンを本拠地に構えるktは、今年3月14日、特別な日を迎えました。示範競技(オープン戦)ではありますが、記念すべき本拠地第一戦が行われたからです。私もその日、スウォンに足を運びました。待ちに待った地元球団のお披露目とあって、生まれ変わった野球場「スウォンktウィズパーク」には、セレモニーが行われる試合前から多くのktファンが押し寄せ、通路や階段に人が溢れるほどの超満員となりました。
グラウンドに目を向けてみると、他球団から移籍してきた選手たちがいます。2年連続二けた勝利のオクスプリング投手に抑えのキム・サユル選手。そして、通算2000本安打のチャン・ソンホ選手とかつて4年連続盗塁王を獲得したイ・デヒョン選手、本塁打王経験者のキム・サンヒョン選手もやってきました。また、キャプテンのシン・ミョンチョル選手、注目株のキム・サヨン選手など、この球団だけでまるでオールスター戦を見ているようです。
こうして開幕を迎えたktでしたが、スタートは開幕から11連敗でした。そして12戦目、ようやく初勝利を飾ります。しかしその後は5連敗、10連敗、7連敗と連敗に連敗を重ね、単独最下位の状態は続きました。ところが6月に入ると、2連勝、5連勝、2連勝と勝ち星を重ねるようになり、6月前半はなんと9勝5敗という成績を収めました。
ktの本拠地、スウォンktウィズパーク(写真:ストライク・ゾーン)
6月24日、私はスウォンを訪れkt-LG戦を観戦しました。その日は、バックネット裏真ん中の1列目のチケットをゲット。両チームの選手の実力、ファンの熱い思いが一度に感じられる超特等席です。試合はktが先制するものの、序盤から制球の定まらない先発チョン・デヒョン投手はLG打線につかまり、2本のホームランを浴びて降板。打線も得点機に三振、併殺と、逆転されてからは一度も追いつくことなく敗れてしまいました。
しかし、ktファンは最後まで熱心に応援を続け、ファンの思いは3月に見た時と変わらぬ熱いものでした。試合が終わり、グラウンドの外では選手がサインや写真撮影にとても親切に応じていました。私もデン・ブルレク選手をはじめ5選手にサインや記念撮影をしてもらい、そしてチアリーダーやマスコットとツーショット写真を撮ったりと、試合以上の興奮を覚えました。このような選手たちとの距離の近さも韓国プロ野球の素晴らしさです。
8月11日現在、ktは102試合を終えて33勝69敗。この102試合を前半、後半に分けてみると、前半は10勝41敗です。しかし後半は23勝28敗と明らかに変貌を遂げています!徐々に力をつけているkt。みなさんもそんなktの成長を見守ってみませんか?
さあ、ktウィズを応援しにスウォンへカジャ(スウォンへ行こう)!
・投稿記事の内容はファンレポーター独自の考えにおまかせしています。
◆参考項目 ・kt ウィズ紹介
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