| 韓国にとってのアジア大会野球競技 4年に1度行われる「アジア版オリンピック」アジア大会。韓国では「アジアンゲーム」と呼ばれるこの大会に高い関心が集まる。その理由のひとつに全種目金メダル獲得により、兵役義務対象者に免除恩恵があるからだ。韓国の男子は19〜29歳の間に約1年半の兵役義務がある。
スポーツ選手の兵役免除は兵役法で定められ、オリンピックの場合はメダル獲得(色に関係なく)で特例を受けられる。これまでプロ野球選手が参加したアジア大会では、98年(バンコク)、02年(プサン)、10年(広州)、14年(インチョン)、18年(ジャカルタ)で金メダルを獲得。多くの選手が兵役免除を手にした。
韓国は前回大会まで、大会期間中はKBOリーグ公式戦を一時休止したが今回は中断しない。またトッププロを中心としたメンバーで代表チームを構成してきたのに対し、今回は世代交代を進めるために25歳以下または入団4年以内、ワイルドカードとして29歳以下の選手を3人含めたメンバーとなった。 |